1967年9月19日生まれ、富山県出身。アニメーション映画監督。91年東映動画(現・東映アニメーション)入社。アニメーターとして活躍した後、演出家に転向する。03年ルイ・ヴィトン春夏コレクションのイメージ映像「SUPER FLAT MONOGRAM」を監督。その後フリーとなり、06年に劇場版アニメーション『時をかける少女』を発表、小規模な公開にも関わらず、若い観客に支持され、ロングラン・ヒットとなった。さらに、日本アカデミー賞に新しく設けられた最優秀アニメーション作品賞の最初の受賞作品になるなど数多くの賞を受賞した。09年には、自ら原作も手がけた『サマーウォーズ』を送り出し、興行収入16.5億円、観客動員126万人のスマッシュヒットを 記録する。前作同様、国内のアニメーション関連の映画賞を総なめにするのみならず、海外においても、10年ベルリン国際映画祭に正式招待され、11年アニー賞の最優秀監督賞にノミネートされるなど、いまや日本を代表するアニメーション映画監督のひとりとなった。
また11年にはプロデューサーの齋藤優一郎と共に、自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立。12年、監督・脚本・原作を務めた『おおかみこどもの雨と雪』は、観客動員344万人、興行収入42.2億円を超える大ヒットとなった。